大分県由布市にある伽藍岳(地図)では、7月8日午前2時台から火山性地震が多発したため、午前5時過ぎに噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられました。
「伽藍岳では本日(8日)02時47分より山体を震源とする火山性地震が多発しており、15時までに91回(速報値)発生しましたが、11時以降は発生していません」:
- 鶴見岳・伽藍岳の噴火警戒レベルを2へ引上げ
- 火山名 鶴見岳・伽藍岳 火山の状況に関する解説情報 第3号 令和4年7月8日16時00分
- 鶴見岳・伽藍岳の火山活動解説資料 令和4年7月8日07時00分 (PDF形式)
伽藍岳は、鶴見岳(地図)を主峰とする南北に並ぶ火山群の北端に位置する成層火山です。気象庁の資料によると、伽藍岳が最後に噴火したのは867年(貞観9年)で、泥流が発生しました。最近の顕著な活動としては、1995年(平成7年)に泥火山が形成されています。
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