口之永良部島(地図)では地下に大量のマグマが蓄積されつつあり、今後、島全域に島外への避難指示が出された 2014〜2015年に匹敵する火山活動に発展する可能性があるとのことです。
「2020年1月から2月にかけて、大きな噴石や火砕流を伴う噴火が時々発生」、「火山性地震、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はいずれも多い状態」、「2月頃から新岳火口の熱活動も高まってきています」、「島内の基線において、2019年10月頃からわずかな伸びがみられ、1月頃から明瞭な伸びとなっています」、「(マグマの)蓄積量は2018年から2019年の活動期を上まわり、2015年噴火発生前の状態に匹敵しつつあります」:
- 令和2年4月27日 火山噴火予知連絡会第1回 口永良部島部会による口永良部島の火山活動の評価 (PDF形式)
- 第1回口永良部島部会 資料抜粋(参考資料) (PDF形式)
口之永良部島では 2015年5月29日にマグマ水蒸気噴火が発生し、新岳の火口からほぼ全方向に向かって火砕流が広がりました。西側と北西側では海岸にまで達し、南西方向に流下した火砕流は海面上を滑って海岸から約 1km沖合まで到達。火砕流の速さは最大で時速140kmと推定。噴火開始から約15分後に島全域に島外への避難指示が発出されました。詳しくは以下で:
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