欧州宇宙機関(ESA)と日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で推進している国際水星探査計画「BepiColombo」(ベピコロンボ)では、2機の探査機が2018年10月に打ち上げられました。ESAが担当するのが水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)、JAXAが担当するのが水星磁気圏探査機「みお」(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)です。2機の探査機は水星到着後に分離されます。
中央ヨーロッパ夏時間4月10日06時25分(日本時間同日13時25分)、探査機が地球に接近(フライバイ)しました。地表からの高度は1万2700km未満。今後、金星フライバイを2回、水星フライバイを6回繰り返して、最終的に水星の周回軌道に入る予定です。
今回の地球フライバイの時に撮影した動画や説明図が以下に掲載されています。特に、自転しながら近づいてくる地球を撮影した2枚のGIF動画は圧巻です(Monitoring Camera #3、Monitoring Camera #2):
- BepiColombo takes last snaps of Earth en route to Mercury (GIF動画、説明図などあり)