11月24日早朝(現地時間)、北米西部の複数の州で、日の出前に地平線から昇ってくるカタリナ彗星を観測しようとしていた多くの人が光る雲のようなものを目撃・撮影しました。日本が種子島宇宙センターから打ち上げたH2Aロケット29号機の排気か放出された燃料とみられています。肉眼で容易に見ることができ、少なくとも30分間以上にわたって見えていたとのことです:
- The THING Moved East (ニュー・メキシコ州)
- Unknown (ネバダ州)
- Unknown...continued (ニュー・メキシコ州)
- 無題 (アリゾナ州)
今回の29号機から、H2Aロケットは2段目エンジンの始動と停止を3回おこなって、衛星を静止軌道近くまで運べるように改良されています。南米上空で衛星を切り離した後の2段目が北米上空を通過したときに目撃されたのではないでしょうか。29号機の飛行経路は以下の資料にあります:
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