1月7日の早朝、フィリピン・ミンダナオ島南端のサランガニ県マーシム市(地図)周辺の海岸に無数のイワシが漂着し始めました。数百万匹とみられる魚が海岸を覆い、海岸線が銀色に変わったとのことです。約48時間後、同地域は強い地震に襲われました。魚たちが差し迫った自然災害を察知して浅瀬に逃げたのではないかという憶測が広がりましたが、専門家は、湧昇流、イワシの個体数過剰、海水温や塩分濃度の変化、捕食者の分布、人里からの光害などを原因として指摘して、魚の大量漂着と地震の関係を否定しています:
地震は 1月9日05時48分(日本時間)に発生した M6.7、深さ 68km で、震央はミンダナオ島の南沖、大量漂着のあった海岸から南東に約 170km の地点です:
Mw=6.7, TALAUD ISLANDS, INDONESIA (Depth: 69 km), 2024/01/08 20:48:42 UTC - Full details here: https://t.co/Q9amcdjxgf pic.twitter.com/tlXxX6u9dJ
— Earthquakes (@geoscope_ipgp) January 8, 2024