日本時間 9月8日10時48分ごろ、メキシコ南部ゲレーロ州のリゾート都市アカプルコ付近を震央(地図)とする M7.0、震源の深さ 20km の地震がありました(日本の気象庁の発表では M7.4)。
米国地質調査所(USGS)の “Tectonic Summary” によると、今回の地震は ——
ココス・プレートと北米プレート間のプレート境界、またはその付近の浅い衝上断層が動いた結果として発生したものである。震源の深さと発震機構解は、沈み込み帯のプレート境界(深さ約20km)で発生した地震と整合的である。震源は中米海溝の北東約 60km で、ココス・プレートがメキシコの地下のマントルに降下し始める場所である。今回の地震が発生した地域では、ココス・プレートは年速 65mm の速度で北東方向に移動している。滑りのサイズは、40×20km(長さ×幅)程度の大きさである
—— とのことです。
建物などにかなりの被害が出ている模様ですが、人的被害は今のところ死者が少なくとも 1人と報じられています:
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- A large earthquake near Acapulco shakes Mexico’s capital.
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