9月21日、北アルプス槍ケ岳に近い硫黄岳(地図)付近から噴気が立ちのぼっているのが目撃・撮影されました。記事に掲載されている地図を見ると、噴気が発生したのは硫黄岳の西北西で、湯俣川沿いの場所。昨年よりは東寄りの地点のようです:
- 【独自】地震の影響? 北ア硫黄岳付近で2年続けて噴気 (写真あり)
9月19日夕方に岐阜県飛騨地方を震源として発生した M5.0、震源の深さ約 10km、最大震度 4 の地震(震央地図)では、震源に近い槍ケ岳山頂直下の槍ケ岳山荘(地図)に設置された震度計が震度5弱を記録していたとのことですので、その影響があった可能性があります。
昨年、噴気が上がったときには国土交通省が上空から調査しています:
- 硫黄岳の噴気活動について -ヘリコプター調査を実施しました- (PDF形式)
以下の資料には硫黄岳について「火山性の硫化した花崗岩で、風化も加わりぼろぼろのため無雪期は登山の対象にはなっていない。北側の硫黄沢辺りでは水蒸気爆発らしい現象も見られる危険地域である」とあります:
関連記事
- 実は震度5弱だった岐阜県飛騨地方の地震 (21年9月21日)