2023年10月19日木曜日

小惑星 2023 UY が月と地球に接近・通過

 
10月14日から 15日にかけて、小惑星〝2023 UY〟が 月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が発見されたのは地球接近の 3日後でした。
 
2023 UY
(2023年10月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月14日 12:10
 (地球)10月15日 02:57
接近日時 誤差
(月)± 39 分
(地球)± 31 分
接近距離 (月)0.42 LD
(地球)0.40 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
8.1 km/s ≅ 2万9000 km/h
初観測から地球接近まで−3 日
次の地球接近2024年6月25日ごろ
公転周期348 日 ≅ 0.95 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年10月18日水曜日

アフガニスタン西部で地震連発 (続報)

 
10月7日付「アフガニスタン西部で地震連発」の続報です。
 
アフガニスタン西部ヘラート州ではその後も地震が頻発しています。特異なのは M6.3 の地震がほぼ同じ場所で 4回も発生していることです。震源の深さは誤差が大きいのが常ですが、数字を見る限り、徐々に浅くなっているようです(発生時刻は日本時間):
  • 10月7日15時41分 M6.3 深さ 14.0km
  • 10月7日16時12分 M6.3 深さ 10.0km
  • 10月11日9時41分 M6.3 深さ 9.0km
  • 10月15日12時36分 M6.3 深さ 6.3km
 
 M6.3 の地震が 4回発生したアフガニスタンの地域の地震活動を更新して拡大した地図。直近のシーケンスを紫色で表示している。 4つのイベントの発震メカニズムは、すべて同様の浅い逆断層である。 このシーケンスの領域の範囲は半径約 20km である 
 
 
OCHA(国連人道問題調整事務所)の発表は、少なくとも 1480人が死亡、1950人が負傷、衛星画像による推定で 289の村が深刻な影響を受け多くが破壊されたとしていますが、報道によっては死者は 2000人前後とも伝えられています。
 
 
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大形で高速の小惑星が地球と月に接近

 
[10月20日 最新の情報にもとづいて接近時刻などを更新しました]
 
10月20日夕方、大形で高速の小惑星〝2023 TK15〟が地球と月の近くを通過します。
 
2023TK15 (2023年10月19日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月20日 16:16
 (月)10月20日 18:47
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.988 LD
(月)0.323 LD
推定直径
18 ~ 40 m
対地球相対速度
22.0 km/s ≅ 7万9000 km/h
初観測から地球接近まで6 日
次の地球接近
公転周期583 日 ≅ 1.60 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
10月14日から16日にかけて、2つの小惑星が月と地球の近くを通り過ぎていたことが、NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。どちらも地球接近後に発見されました。
 
2023 TO17
(2023年10月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月14日 16:08
 (地球)10月14日 23:35
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± 1 分
接近距離 (月)0.13 LD
(地球)0.14 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
15.2 km/s ≅ 5万5000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2027年7月1日ごろ
公転周期532 日 ≅ 1.46 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2023 UB
(2023年10月16日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月15日 21:02
 (地球)10月16日 04:08
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.37 LD
(地球)0.15 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
15.6 km/s ≅ 5万6000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期478 日 ≅ 1.31 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
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2023年10月17日火曜日

地球には何枚のプレートがあるのか?

 
〝Live Science〟の記事です:
 
記事の要約です ——
  • 何枚のプレートが地球の表面を覆っているのだろうか? 答えは、見方によって 12枚から 100枚近くまで。

  • ほとんどの地質学者は、12~14枚の主要なプレートがあることに同意している —— (1)北米プレート、(2)アフリカ・プレート、(3)ユーラシア・プレート、(4)インド−オーストラリア・プレート、(5)南アメリカ・プレート、(6)南極プレート、(7)太平洋プレート、(8)フィリピン海プレート、(9)ココス・プレート、(10)ナスカ・プレート、(11)アラビア・プレート、(12)フアン・デ・フカ・プレート。

  • 地質学者によっては、(13)アナトリア・プレート(ユーラシア・プレートの一部)と(14)東アフリカ・プレート(アフリカ・プレートの一部)を独立した存在として数える。

  • マイクロ・プレートを加えると、さらにプレートの数が増える。最大 57枚のマイクロ・プレートが存在すると推定する学者もいる。マイクロ・プレートの数は、マイクロ・プレートをどのように定義するかによって、またプレート境界の変形がどこでどのように現れるのかについてさらに解明されるにつれて、変化し続けるであろう。
 

地盤が急速に隆起 — アイスランド

 
アイスランドでは、2021年、22年、23年に噴火があったレイキャネス半島のファグラダルスフィヤル(地図)で地盤の急速な隆起が観測されており、アイスランド気象局が注意を呼びかけています。マグマの貫入によってマグマ溜まりが形成されているとみられ、クリスマス前に噴火する可能性がある、とのことです。同地域では 8月初旬に噴火の終息が宣言されていました:
 

小惑星 2023 TU15 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2023 TU15〟が 10月13日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が発見されたのは地球接近の 3日後でした。
 
2023 TU15
(2023年10月16日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月13日 02:38
 (地球)10月13日 08:46
接近日時 誤差
(月)± 12 分
(地球)± 13 分
接近距離 (月)1.47 LD
(地球)0.76 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
12.0 km/s ≅ 4万3000 km/h
初観測から地球接近まで−3 日
次の地球接近2065年6月4日ごろ
公転周期818 日 ≅ 2.24 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2023年10月14日土曜日

プシケとサイキ

 
10月13日10時19分(日本時間13日23時19分)、NASA の小惑星探査機 Psyche が スペースX社のファルコン・ヘビー・ロケットによってケネディ・スペース・センターから打ち上げられました。同探査機は 2029年8月に小惑星 Psyche を周回する軌道に入る予定となっています。この小惑星は直径が 279km あり、鉄とニッケルに富む「金属小惑星」で、これまで探査機が訪れたイトカワやリュウグウ、ベヌウ(ベンヌ)などとは全く異なった外観をしているのでは、と予想されています:
 
今回のミッションでは、探査機の名前と探査対象の小惑星の名前が同一の〝Psyche〟であるため、日本語の報道ではどのように扱われるか、以前から興味を持っていました。天文学の分野では小惑星の名前〝Psyche〟はギリシア語読みで「プシケ」と呼び習わされていますが、探査機の方は英語の発音に従って「サイキ」と書き分けられるのでしょうか。

ネット上で閲覧できる Psyche の打ち上げを伝える記事で、報道各社の違いを調べてみました。朝日新聞は記事が見つかりませんでした。毎日新聞は共同通信の記事の小惑星名を「サイキ」から「プシケ」に変更し、さらに独自の内容を付け足しています。産経新聞は共同通信が配信した内容をそのまま掲載しています:
 
  小惑星名 探査機名
朝日新聞
毎日新聞 プシケ
読売新聞 プシケ サイキ
産経新聞 サイキ
時事通信 プシケ サイキ
共同通信 サイキ
ナショナル・ジオグラフィック プシケ サイキ
 
 
こうしてみると、小惑星名を「サイキ」としているのは共同通信系の報道だけのようです。校閲がきちんとなされているメディアでは、小惑星名を天文学の用語として「プシケ」を採用しているようです。
 
欧米の言葉をカタカナにするときに、分野によって異なる表記になることはプシケ/サイキ以外にもあります。〝cuticula(cuticle)〟は生物学の分野では「クチクラ」、美容の分野では「キューティクル」ですし、人名の〝Hepburn〟はローマ字に関しては「ヘボン」、映画俳優の名前としては「ヘプバーン(ヘップバーン)」となります。
 

2023年10月13日金曜日

謎の反復震動 (続報)

 
10月10日付「謎の反復震動」の続報です。
 
10月9日の4時台から6時台に「高感度版 100トレース連続波形画像 24時間プレビュー」(防災科学技術研究所)に現れた謎のくり返しパターンは、鳥島近海で起きていた地震活動によるものだったようです。パターンは 14回繰り返しており、以下の地震調査委員会の「評価」や報道記事とも合致します。

< 9日04時台から 06時台の間に、地震規模が小さく震源が決まらないものの、T相と考えられる波を伴う地震が少なくとも 14回発生した >、< 9日午前4~6時台に続いた小さな揺れは、地震波がいったん海中の音波に変わってから再び地震波に戻る「T波(T相)」に注目すると、少なくとも 14回起きていたことが判明 >:
 
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小惑星物質の分析始まる

 
NASA の小惑星探査機 OSIRIS-REx が小惑星ベヌウ(ベンヌ)から持ち帰ったカプセルの分解作業が進んでいます。約 250g とみられる小惑星の物質が収められた容器はまだ開封されていませんが、それに至る経路にもかなり多くの小惑星物質が見つかっています。これらの「ボーナス」を分析した結果 ——

OSIRIS-REx が地球に持ち帰った 45億年前の小惑星サンプルから、予想以上の炭素と豊富な水が発見された。この 2つの組み合わせは、地球上の生命の構成要素がこれらの岩石に閉じ込められている可能性があることを意味する
 
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