日本時間 8月12日02時46分ごろ、フィリピンのミンダナオ島南東沖で M7.1、震源の深さ 65.6 km(米国地質調査所 USGS 発表)の地震が発生しました(震央地図)。フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)は M7.3、D69km、日本の気象庁は M7.2、D49km としています:
- M 7.1 - 63 km E of Pondaguitan, Philippines (USGS)
- Magnitude 7.3 quake jolts municipality in Davao Oriental (CNN)
- 2021年08月12日02時46分 フィリピン付近 M 7.2 (気象庁)
以下は USGS の “Tectonic Summary” の主要部分をテキトー訳したものです:
2021年8月11日[日本時間では 12日]にフィリピンのミンダナオ島南東沖で発生した M7.1 の地震は、中程度の深さで、斜めの逆断層と横ずれ断層の結果として発生したものである。
地震の深さと発震機構の暫定的な推定によると、今回の地震は、深さ約 90km の沈み込んだフィリピン海プレートの上にある大陸リソスフェア内で発生したと考えられる。発震機構解は、西南西または東南東に傾いた逆断層上で、北東への右横ずれ、または南東への左横ずれの成分を伴う破壊が起こったことを示している。
地震が発生した場所では、フィリピン海プレートがスンダ・プレートに対して年間約 100mm の速度で西北西に移動している。
今回のような規模の地震は、一般的には地図上の点として描かれるが、広い断層領域でのすべりとして表現するのがより適切である。今回のような規模の地震では、通常、50×20km(長さ×幅)程度の大きさがある。
関連記事
- メガマウス捕獲 ― フィリピン・ミンダナオ島 (14年7月2日)
- メガマウス捕獲 ― フィリピン・ミンダナオ島 (補足) (14年7月14日)
- M6.5 地震の2日前、リュウグウノツカイ捕獲 ― フィリピン (17年2月12日)
- 地震の噂が現実に ― フィリピン (17年4月10日)
- 地震前にリュウグウノツカイ漂着 ― フィリピン (17年4月11日)
- リュウグウノツカイ2匹漂着 ― フィリピン・レイテ島 (17年8月11日)
- ミンダナオ島沖 M7.0 とリュウグウノツカイ (18年12月29日)
- モルッカ海のジッパー閉じテクトニクス (19年1月7日)
- リュウグウノツカイ捕獲 ― フィリピン・セブ島 (19年6月28日)
- リュウグウノツカイ捕獲 ― フィリピン・セブ島 (続報) (19年6月30日)
- ミンダナオ島で地震多発 (19年11月1日)
- ミンダナオ島で地震多発 (補足) (19年11月1日)
- ミンダナオ島で地震多発 (補足-2) (19年11月3日)
- ミンダナオ島で地震多発 (補足-3) (19年11月3日)
- 地震を止めたのは私です、感謝しなさい (19年11月6日)