京都大学名誉教授・鎌田浩毅氏の「富士山大噴火、その時」と題する連載(全5回)が完結しました。富士山の噴火について、多数の図を使ったかなり詳しい解説です。
「富士山は昔から美しい円錐形だったのではなく、山が大きく崩壊して山頂の欠けていた時期が何回もあった。標高が高いということは、上部が不安定であることを意味する」、「富士山では過去に12回も山体崩壊が起きたことがわかっている」、「富士山はまだ小学生の年齢だ。今から成長して何回も山体崩壊を起こすだろう」:
- 噴火のリスクとその影響(1) 火山灰の被害とその対策/火山灰とは何か/火山灰による日常生活の被害
- 噴火のリスクとその影響(2) 東日本大震災は「大地変動の時代」の幕開け/日本列島が5m東へ伸張する/富士山のマグマだまりに影響
- 噴火のリスクとその影響(3) 富士山の噴火予知/噴火の仕組み/噴火の前に起きる3つの地震/噴火直前の地震
- 噴火のリスクとその影響(4) 富士山の山体崩壊/火山の麓に「岩なだれ」堆積物/5000年に1回の発生頻度/富士山の寿命
- 噴火のリスクとその影響(5) 富士山噴火と南海トラフ巨大地震の連動/南海トラフ巨大地震のメカニズム/巨大地震が噴火を誘発する可能性/マグマの泡立ちによる噴火
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