8月21日、小惑星〝2020 PY2〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 PY2 | 15~33 | (地球)8月21日 06:31 (月)8月21日 12:30 |
0.90 0.72 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは8月12日です。
接近時の地球との相対速度は秒速17.1km(時速約6万1000km)と予報されています。
この小惑星は8月12日に初観測されたものの14日には見失われてしまったためデータが不足しており、現時点の予報では、地球への接近時刻に ±7時間48分、月への接近時刻に ±8時間3分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
関連記事