2020年8月17日月曜日

小惑星 2020 PY2 が地球と月に接近

 8月21日、小惑星〝2020 PY2〟が地球と月に接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2020 PY215~33 (地球)8月21日 06:31
 (月)8月21日 12:30
0.90
0.72
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星はアポロ群に分類されています。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは8月12日です。

接近時の地球との相対速度は秒速17.1km(時速約6万1000km)と予報されています。

この小惑星は8月12日に初観測されたものの14日には見失われてしまったためデータが不足しており、現時点の予報では、地球への接近時刻に ±7時間48分、月への接近時刻に ±8時間3分の誤差が見込まれています。


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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