5月17日午後4時45分ごろ、飛行する発光体が九州南部の各地で目撃されました。火球だと考えられます。空が明るいうちに見えたということは、かなりの大火球であったと思われます。
以下は『宮崎日日新聞』の記事です。宮崎県日向市のお倉ケ浜総合公園(地図)周辺で目撃情報が相次いだとのことです。「青色っぽい物が西から東に落ちていった」、「松林の上を何かが飛んでいくのを見た」、「ドンという音を聞いた」:
日本火球ネットワークの掲示板には、熊本県(熊本市、宇城市、天草市)、鹿児島県(鹿児島市、霧島市、薩摩川内市、南さつま市、鹿屋市)、大分県(大分市)から目撃情報や車載カメラの動画が寄せられています。
車載カメラの動画(熊本県天草市で撮影)を見る場合は、全画面表示にしてかなり注意していないと火球を見過ごしてしまうかも知れません。5秒目付近でほんの一瞬、画面中央からやや右上(山の端に近いところ)に白い光点が現れます。
目撃情報や映像から飛行経路(黄色の矢印)が推定されています:
2016年5月17日16時45分の火球.九州地方で日中目撃された大火球でしたが,ドライブレコーダーの記録があり,目撃情報から概略の軌道が求まりました.日向灘上空を高角度で落ちてきたと推定されます.隕石落下があっても太平洋上です. pic.twitter.com/xLYYjrNtKL— 下田 力 (@c_shimo) 2016年5月19日
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