今年1月から、ペルー北部(地図)の海岸にイルカの死骸が大量に漂着し続けています。これまでに見つかった死体は当局の発表で900近く。しかし、200kmを超える広い範囲に死体が漂着しているために実際の数はもっと多く、ボランティアなどによる集計では2800に達すると見られています。死骸のほとんどはハンドウイルカとのこと。死亡の原因は判明していませんが、現時点で当局は細菌かウィルスの感染の可能性が高いとみているようです:
- 海岸にイルカの死骸、4か月で900頭近くに ペルー北部
- Mystery surrounds deaths of 877 dolphins washed ashore in Peru
- Official: Dolphin deaths in Peru still a mystery
- Peru's thousands of beached dolphins a mystery
CNNの記事では、このペルーの死骸漂着は、今年になって発生した顕著な漂着事件の3番目であると書いています。1つ目は今年1月から2月にかけてアメリカ・ケープコッドで起きた集団座礁、2つ目は3月にブラジルのリオデジャネイロ近郊で起きた集団座礁です:
- イルカの集団座礁続く ― 米国・マサチューセッツ州 (12年1月24日)
- イルカの集団座礁続く ― 米国・マサチューセッツ州 (続報) (12年2月7日)
- イルカが集団座礁 ― ブラジル (12年3月9日)
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