2012年4月11日水曜日

異常な海水面低下 ― 三重県伊勢市


4月9日と10日、三重県伊勢市二見町江(地図)沖にある夫婦岩周辺で異常に海水面が下がり、夫婦岩全体の姿が現れる現象がありました。現象があった日は「干満の差が中ぐらいの中潮(なかしお)の時期」。「夫婦岩がこんなに完全に海面から出るのは見たことがない」(二見興玉神社に13年ほど仕える神職)。「気圧が潮位に影響を与えることもあるが、原因は分からない」(第四管区海上保安本部):

この報道を見て思い出すのは、このブログの11年1月15日付「南海地震の前兆」で紹介した関勉(せき・つとむ)氏の証言です ―― 「このころ迫り来る大地震の前兆とも言える海底の隆起が、顕著に浦戸湾付近に見られるようになっていた」、「『あっ! 海がない!』・・・ 海水は完全に引いて、黒々とした海底の土が高く盛り上がって、実に奇怪な景観を展開しているのです」などなど。

なお、三重県伊勢市では、昨年末にスナメリが川に迷い込み、今春にはイナ(ボラの幼魚)の大群が川を遡上しています。詳しくは下記の関連記事を参照してください。


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