2012年4月25日水曜日

世界最大規模の断層実験装置


4月22日、防災科学技術研究所(地図)が世界最大規模の断層実験装置を使った実験を公開しました。同装置は、既存の大型振動台(写真)を流用して構築したものです。「海洋プレートの組成に近い長さ2メートルと1.5メートルの2個の斑れい岩を重ねる。上から50トンの圧力をかけた後、震動台を動かして横からの力を加え、40秒かけて岩石を40センチずらした。この『ずれ』がプレート境界や断層の動きに相当する」、「大きさ、ずれた量は世界最大規模」:

上の報道記事には写真がありませんが、防災科学技術研究所が発表した以下の資料には、装置の写真と説明図があります。「これまで実験室で行われてきたセンチメートルスケールの地震模擬実験と、自然界で発生しているキロメートルスケールの地震現象との間をつなぐべく、様々なデータを取得していく予定」とのこと: