2022年10月26日水曜日

シリコン・バレー揺れる

 
10月25日午前11時42分(日本時間26日03時42分)、アメリカ・カリフォルニア州北部にあるシリコン・バレーの中心都市サン・ノゼ近郊で M5.1、震源の深さ 8.4km の地震がありました(震央地図USGS資料)。20秒ほどの揺れがあり、BART(ベイ・エリア高速鉄道)が運転休止になるなどしましたが、人的・物的被害は今のところ報道されていません。M3.1を含む数回の余震も起きています。
 
サン・フランシスコやサン・ノゼを含むベイ・エリアでは、M5以上の地震が過去30年間に 3回起きています —— 2000年に M5.0、2007年に M5.6、2014年に M6.0です。

今回の地震は、カラベラス断層の右横ずれ運動によって発生した地震です。同断層は、サン・アンドレアス断層系の主要な枝分かれ断層で、ヘイワード断層やウェスト・ナパ断層と連動していると考えられています。この断層では、1984年のモーガンヒル地震(M6.2)や 2007年の Alum Rock 地震(M5.6)などが起きています。