2021年12月27日月曜日

大雨の重みで地盤がひずむ

 
北海道大学の発表です。「豪雨がもたらす洪水の重みで地球が変形する様子を測位衛星によって確認」、「沈降量は雨量に比例,1日に100mmの雨が降ると約1cmの沈降」:
 
地盤がひずむのであれば地震が起きやすくなるのではと考えてしまいますが、実際、大雨の後に地震が起きたという事例があるようです。以下は、『地震予知 犬が悲しく泣く』(力武常次、工業調査会、1979)からの引用です:
1815年の山西省平陸地震の際には「8月6日には長雨が40日も続いた後で、盆をひっくり返したような雨が降り、その後で僅かに晴れ、13日に雨のあと快晴になった。村の物知りが、長雨の後に非常に暑いときには地震に備えねばならない」といっていた。その後、この識者の予言したように、果たして地震がおきたという。
 
1668年7月25日に山東省でM8.5の大地震が発生する前、震央の郯城では長雨が降り続いたし、この地震の波及したいろいろの地区でも地震前に大雨が降っていた。文献によると、山東省では「6月に長雨が続き、平地も水をかぶり、田畑が流され、一面泥まみれになった」。また江蘇省漣水では地震の前に(中略)河南省商城では(中略)河南省固始でも(中略)。こうした例はこのほかにも非常に多い。

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