地球に接近する小惑星としては非常に大きな〝2025 RM1〟が、9月4日に地球と月の近くを通過していたことが、9月5日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星の推定直径は 32〜71m で、NASA/JPL では、この大きさの小惑星が今回のような距離まで地球に近づくのは、おおよそ 10年に 1度の出来事と見積もっています。このように大きな天体の地球接近が事前に検出できなかったことは意外です。
2025 RM1 | (2025年9月5日付予報) |
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接近日時(日本時間) |
(地球)9月4日 03:26 (月)9月4日 05:16 |
接近日時 誤差 |
(地球)± 2 分 (月)± 2 分 |
接近距離 | (地球)0.268 LD (月)1.229 LD |
推定直径 |
32 ~ 71 m |
対地球相対速度 |
12.6 km/s ≅ 4万5000 km/h |
初観測から地球接近まで | −1 日 |
次の地球接近 | — |
公転周期 | 843 日 ≅ 2.31 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。