9月16日付「雌阿寒岳の噴火警戒レベル引き上げ」の続報です。
雌阿寒岳(地図)では、15日の観測で火口内やその周辺に火山灰の堆積が確認されていましたが、16日に上空から撮影した画像を解析した結果、「気象庁が噴火を記録する基準に照らし、今回観測された火山灰の噴出について、噴火として記録することにします」とのことです。雌阿寒岳の噴火は2008年11月以来です。
火山性地震は多い状態が続いており、9月11日から22日15時までの累計は493回に達しています。また、12日の火山性微動に伴って始まった火口方向が上がる傾斜変動は、その後も継続しています:
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