2025年9月5日金曜日

大統領の死を予告するホース・クリーク・ホロウの亡霊

 
米国東部ウェスト・バージニア州(地図)南部の山岳地帯で、何世代にもわたってキャンプ・ファイヤーの周りで声を潜めて語られてきた「ホース・クリーク・ホロウの亡霊」についての記事です。旅人の前に突然現れ、間近に迫った米国大統領の死を伝えるのだそうです。同州には「ホース・クリーク」という名の小川がいくつもあり、そのどれが伝説の由来となったのかは定かではありません:
 
以下は記事からの抜粋です —— 
 
記録に残る最初の出現は 1865年4月8日のこと。ウォルター・ハンソン少佐とイライジャ・ミラーはホース・クリーク・ホロウで狩猟中だった。茂みがざわめくのを聞き、鹿をだと思って銃を構えた。しかし目の前に現れたのは、長い黒衣をまとった幽霊のような女性だった。彼女は指を差し上げ警告した。「満月が昇る前にリンカーンは亡くなる。」

「ワシントンで大統領が銃撃され死亡したと知ったのは、あの亡霊を見てから約2か月後だった」とハンソンは数年後に回想している。

この亡霊は 1881年、クライド・パーデュー夫妻が土曜日の教会の礼拝から帰宅する途中にも現れた。夫妻は濡れた黒いショールに包まれて輝く死の顔を見たを見たという。再び亡霊は大統領の死を予言し、その予言はまたしても的中した。(第20代ジェームズ・ガーフィールド大統領)

最も最近の目撃談は 1963年、セールスマンのマックス・アルバーツがホース・クリーク沿いを車で走行中、道端に立つ幽霊のような人影を目撃した。彼女の言葉は聞き取れなかったが、その年ケネディ大統領が暗殺された。地元の高齢者が後にこう語った。「あの亡霊は、何か厄介なことが起きそうな時だけ現れるんだ、」

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