【9月24日追記: 最新の予報にもとづき、接近時刻を修正しました】
9月24日、小惑星〝2020 SW〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 SW | 4~10 | (地球)9月24日 20:13 (月)9月24日 22:20 |
0.07 1.01 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは9月18日です。
接近時の地球との相対速度は遅く、秒速7.7km(時速約2万8000km)と予報されています。
地球への接近時刻には ±24分、月への接近時刻には ±21分の誤差が見込まれています。
この小惑星は 2029年、30年、31年、40年、41年にも地球に接近します。当初の予報では、41年9月の地球接近の際、最悪のコースをたどった場合の地球との距離は「0」、すなわち地球に衝突するとされていました。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
関連記事