2020年9月17日木曜日

2つの小惑星が地球と月に接近

 9月18日から19日にかけて、小惑星〝2020 RA6〟と〝2020 RB7〟が地球と月に接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2020 RA617~37 (地球)9月18日 09:57
 (月)9月18日 14:49
1.36
1.25
2020 RB79~20 (地球)9月18日 20:38
 (月)9月19日 01:55
1.39
1.11
(1LD=地球から月までの平均距離) 

2つの小惑星はアポロ群に分類されています。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。RA6 が最初に観測されたのは9月6日、RB7 が最初に観測されたのは9月15日です。

2つの小惑星とも接近時の地球との相対速度は速く、RA6 が秒速17.4km(時速約6万3000km)、RB7 が秒速19.0km(時速約6万9000km)と予報されています。

RB7 の地球と月への接近時刻には ±8分の誤差が見込まれています。


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


関連記事