2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 UL アポロ群 | 4~9 | (月)10月17日 09:51 (地球)10月17日 20:34 |
0.39 0.57 |
2018 UA アポロ群 | 3~6 | (月)10月19日 17:23 (地球)10月19日 23:46 |
0.74 0.04 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。UL は10月18日、UA は10月19日に発見されました。
〝2018 UA〟は地球の表面から約 7300km のところを通過していきました。静止衛星の軌道が赤道上空約 3万6000km ですから、かなりの異常接近でした。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
関連記事