2018年7月8日日曜日

小惑星 2018 NM が月と地球に接近


【7月14日 最新の予報にもとづき、接近時刻を修正しました】

7月4日に発見された小惑星〝2018 NM〟が、7月17日に月と地球に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 14~31m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 NM14~31  (月)7月17日 12:34
 (月)7月17日 12:26
(地球)7月17日 14:38
(地球)7月17日 14:29
1.06

1.40
(1LD=地球から月までの平均距離) 

月への接近時刻には ±29分、地球への接近時刻には ±33分の誤差が見込まれています。

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速6.7km(時速約2万4000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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