4月23日に発見された小惑星〝2018 HW1〟が、4月21日から22日にかけて月と地球に接近していたことが判明しました。
この小惑星はアポロ群に分類され、直径は比較的大きく 16~35m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 HW1 | 16~35 | (月)4月21日 23:15 (地球)4月22日 07:53 |
1.75 0.89 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は遅く、秒速4.6km(時速約1万6000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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