2018年4月18日水曜日

南の海から来た伊豆半島が世界ジオパークに認定


4月17日、伊豆半島が世界ジオパークの新規登録地域として伊豆半島が認定されました。前回(2015年)はイルカ漁などでが理由で認定が保留となっていました。伊豆半島は、フィリピン海プレートの動きにともなって南の海から北上し、本州に衝突した、あるいは、衝突している火山島です:

神戸大学海洋底探査センターの巽好幸教授が解説記事を書いています。「大陸は、おおよそ40億年前に始まったプレートの運動によって、火山列島同士が衝突して生まれた。今、伊豆衝突帯で起きている地質現象は、地球創成期に起きたダイナミックなドラマを再現していると言えよう」:

以下の書籍には、伊豆半島に先行して本州に衝突した丹沢山塊について、様々な証拠をあげて詳しく書かれています。「現在の伊豆半島とその北に位置する丹沢山地は、かつて海底の高まりとして南方に存在していた。それがプレートの運動によって、北へ北へと押し上げられて、現在の位置まで運ばれ、本州と衝突した」:

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