2009年3月31日火曜日

コディアク島沖で地震連続

アラスカ州のコディアク島南方沖で、現地時間の 30日、連続して地震が発生しました。最大のものは M5.4(下記記事では M5.7)です。米国地質調査所(USGS)のリストには、現時点で 10回の地震が掲載されています。
コディアク島はクック・インレット(入り江)の出口に近く、現在活発な火山活動を続けているリダウト山のほぼ真南約 300km のところにあります。南にはアリューシャン海溝があり、太平洋プレートが沈み込んでいます。今回の一連の地震はこのプレートの沈み込みにともなうものと思われます。

コディアク島付近での太平洋プレートの沈み込み方向(スリップ・ベクトル)が、精確にリダウト山の方に向かっているわけではありませんが、今回の一連の地震とリダウト山の火山活動には何らかの関係があるのかもしれません。

Image Credit: U.S. Geological Survey