2009年3月25日水曜日

リダウト山で泥流発生、石油基地にせまる

一昨日の記事「リダウト山が噴火」の続報です。リダウト山は、今回の噴火開始以降これまでに 6 回噴火しましたが、現在は微小な地震が間欠的に続いているものの小康状態を保っています。

以下はアラスカのテレビ局のサイトが掲載している記事です:
この記事によると ――
リダウト山の噴火によって山腹の雪や氷が融解し、山麓のドリフト氷河に流れ込んで泥流が発生。泥流の幅は広いところで 1 マイル(1.6km)、氷河沿いの各所に滝ができている状態。泥流の先端はクック・インレット(インレットは「入り江」の意)に到達。海岸沿いにある石油基地を取り囲む状態になっており、石油基地を守る 6 つの堤防のうちの一つが決壊。同基地の人員はすでに避難しているが、600万ガロン(約 22000キロリットル)の原油がタンクに残っている。沿岸警備隊とアラスカ州環境保護局は、原油移送パイプラインを所有する企業とともに、原油の抜き取りの必要性や方法について検討中。リダウト山の頂上には溶岩ドームが形成されており、それが崩落することによって、新たな噴火がおこる可能性がある
―― とのことです。

以下の記事に、泥流の様子などを写した写真 6 葉が掲載されています: