2017年5月6日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-153)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月5日17:00付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期5月13日±1日(5月11日中に前兆終息の場合)
5月12日夜時点で前兆継続の場合は再考
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状 (5月5日夕刻現在)
  • CH17(八ヶ岳) 断続的に糸状特異が出現していたが、5月3.5日に終息。5月5日午後に糸状特異再出現。

  • CH20(八ヶ岳) 5月5日昼前に特異前兆が短時間出現。

  • CH21(八ヶ岳) 5月5日に糸状特異出現。

  • CH29(八ヶ岳) 4月26日に特異がいったん終息したように見えたが、4月27日午前から特異が再出現、5月1.7日に終息。

  • CH32(八ヶ岳) 5月1日昼前から櫛歯前兆が出現。(櫛歯前兆とは、基線から数十秒ごとに突出する変動により櫛の歯状となる変動。浅い地殻地震や火山活動、群発地震の前兆として出現。)

▼ 考察
  • CH21を除く前兆の動向はすべて5月6日± を示していたが、CH21の特異前兆が継続していることが調和していなかった。5月5日中にCH21の前兆が終息すれば、誤差範囲内で5月7日に地震発生の可能性が考えられた。

  • しかし、上記「現状」のように、5月5日にCH17とCH20に前兆出現。CH21にも糸状特異が出現 → 5月5.6日が極大の可能性。

  • CH32には5月1日昼前(5月1.4日)から櫛歯前兆が出現開始 → 初現と見なせる。

  • 初現5月1.4日、極大5月5.6日として経験則を適用すると → 5月11日に前兆終息、5月13日± に地震発生の可能性が算出される。

  • 5月6日~7日の地震発生の可能性は否定できる。

  • 推定領域について、影響局誤認の場合は福島など東北領域の可能性があるが、辻褄の合わない前兆が観測されており、上記の領域の方が考えやすい。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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