2017年5月5日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-152)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月4日17:00付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期2つの可能性
(1) 5月6日または7日
(2) 5月15日±3日(5月8日時点でCH21前兆継続の場合)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状 (5月4日夕刻現在) ― 残っていた3つの前兆のうち2つが終息
  • CH17(八ヶ岳) 断続的に糸状特異が出現していたが、5月3.5日に終息

  • CH21(八ヶ岳) 4月17日午後から糸状特異が継続

  • CH29(八ヶ岳) 4月26日に特異がいったん終息したように見えたが、4月27日午前から特異が再出現、5月1.7日に終息

▼ 考察
  • No.1778前兆群は、2008年7月初旬から8年10ヵ月の長期にわたり継続出現。最盛期には30以上の観測装置に顕著な前兆が現れたが、現時点ではCH21に糸状特異が残るのみ。

  • CH21を除く前兆の動向はすべて5月6日± を示している。しかし、4月26.5日が最終ピークとすると、CH21の前兆が現時点で終息していない点が矛盾。

  • CH21の糸状特異には5月1.5日と3.5日などにピークがある可能性がある。そうだとすると、CH21の特異は(5月6日± の)地震発生直前まで終息しないことになる。

  • なぜCH21の前兆だけが継続しているのか、現段階では不明。

  • CH32(八ヶ岳)に3月1.5日から微弱な櫛歯前兆が出現しているが、これが No.1778前兆群と関係がある場合には、5月15日± に地震発生の可能性がある。

  • 5月8日時点でCH21の前兆が継続している場合には、5月15日± の可能性で再検討する。

  • 推定領域について、影響局誤認の場合は福島など東北領域の可能性があるが、辻褄の合わない前兆が観測されており、上記の領域の方が考えやすい。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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