2009年5月4日月曜日

サウジアラビアで群発地震

地震の少ないサウジアラビアですが、西部の都市メディナの周辺で、4月18日から群発地震が続いています。地震の回数は 1200回を超え、最大はマグニチュード 3.7。有感地震も含まれています。メディナは、アラビア・プレートとアフリカ・プレートの境界である紅海に近いところに位置しています。
メディナについて『世界大百科事典』(平凡社)と『広辞苑』(岩波書店)からまとめます:
アラビア半島の西側にある都市。メッカとともに,イスラムの〈二聖都〉と称される。現在はサウジアラビアの同名州の州都。イスラム教の祖マホメット(預言者ムハンマド)が 622年にメッカから聖遷し、その後 632年に没した地。現在でも彼の墓廟があり、巡礼者が多い。その墓廟は預言者のモスクと呼ばれる豪壮な建造物の一隅にあり、モスク自体は生前のムハンマドの住居兼モスクの位置にあたる。
Image Credit: U.S. Central Intelligence Agency