2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2019 DM1 アポロ群 | 8~16 | (地球)2月27日 04:24 ±3 (月)2月27日 04:59 ±3 |
1.32 0.87 |
2019 DF アポロ群 | 3~7 | (地球)2月27日 06:21 ±9 (月)2月27日 09:43 ±32 |
0.47 0.66 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
DM1 は2月28日に、DF は2月26日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度は、DM1 が秒速 17.7km(時速約 6万40000km)、DF が秒速 15.1km(時速約 5万4000km)です。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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