以下のツイートに載っている地図では、Van Horne氏他によるプレート境界が示されています。それによると、9月6日に発生した胆振東部地震は、北アメリカ・プレート(オホーツク・プレート)とユーラシア・プレート(アムール・プレート)が衝突している日高衝突帯(Hidaka Collision Zone)で発生したということになります(青い星印が胆振東部地震の震央を示しています)。
Violent shaking triggers massive landslides in Sapporo Japan #earthquake https://t.co/gEiLebYR1l @temblor pic.twitter.com/VhJLmiQ2O4— IRIS Earthquake Sci (@IRIS_EPO) September 7, 2018
ツイートに示されているリンク先に図の説明がありますので、テキトー訳します:
日本の北海道南部で最近発生した M6.6サッポロ地震(注: 平成30年北海道胆振東部地震のこと)はプレートの境界と関係しているが、沈み込み帯で発生したものではない。日本の北部では、北アメリカ・プレート/オホーツク・プレートが南西方向に移動し、アムール・プレート/ユーラシア・プレートに向かって収束している。このプレートの動きは、北東-南西方向の圧縮の原因となっている。この圧縮は、日高衝突帯におけるテクトニックな地殻変動と衝上断層をもたらした。衝突帯は、2つの大陸プレートが収束しているプレート境界である。類似の衝突帯としては、ヒマラヤ山脈を形成したインド・プレートとユーラシア・プレートの衝突地帯がある。
北アメリカ・プレート(オホーツク・プレート)とユーラシア・プレート(アムール・プレート)の境界を、日本海東縁断層帯ではなく日高山脈西縁と考えるのはどうなんでしょうか。胆振地方から日本海溝に至る部分にプレート境界とみられるような地形はあるのでしょうか。