2017年12月9日土曜日
東北「津波ライン」、東京「アースダイビング・マップ」
何となくつながりを感じたので、2つの書籍/書評を紹介します。
『神仏のなみだ』(桜井識子著、ハート出版)――「東日本大震災の津波到達ラインに沿って、寺社が多くある」、「神様の力が津波を止めたとしか考えられないという神社もあって・・・」、「東日本大震災が起こったあの日、神様や仏様はどうされていたのか」:
『アースダイバー』(中沢新一著、講談社)――「縄文時代は氷河期が終わって温暖化が進み、氷河が溶けて海面が上昇した時期」、「(縄文時代の東京地図に)現代の情報、縄文と弥生の遺跡、古墳や墓地、神社、寺などを書き込む。すると、それらが縄文地図ではたいてい洪積層と沖積層のはざま、半島や岬の突端のような場所に位置している」、「縄文時代の人たちは、岬のような地形に、強い霊性を感じていた。そのためにそこには墓地をつくったり、石棒などを立てて神様を祀る聖地を設けた」: