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10日(火)、フィリピンの首都マニラの西方にあるバターン半島の海岸で、約 200 頭のイルカが座礁したり浅瀬で群れたりしているのが見つかり、地元民や専門家による救助活動がおこなわれました。数頭が死亡したものの、他は無事に海にもどりつつあるようです。フィリピンの漁業・水産資源局の責任者によると、10頭から 20頭程度の群が座礁することは同国ではさほど珍しくないが、今回のように大きな群が座礁することは非常に珍しい、原因としては最近の熱波の影響や、海底地震によって聴覚器官が損傷を受け方向を見失ったことが考えられる、とのことです。
イルカなど鯨類の集団座礁事件は世界中で比較的頻繁におこりますが、地震と関係があるのか、あるとすれば地震の前兆なのか、あるいは地震の結果なのか等々、よくわかっていません。昨年 12月 8日付のこのブログの記事「地震からクジラ類の座礁を予測」も参照してください。
Image Credit: U.S. Central Intelligence Agency