2025年1月17日金曜日

スターシップ爆発・飛散

 
イーロン・マスク氏率いるスペースX社が、史上最大かつ史上最も強力なエンジンを搭載した宇宙船・スターシップの 7回目のテスト飛行を実施しました。
 
日本時間 1月17日07時37分にテキサス州から打ち上げられた機体は、下半分のブースターを切り離したあと、打ち上げから約 8.5分後に高度 146km、時速 2万1317km に達したところで爆発し、飛散した破片がキューバ東方の Turks and Caicos Islands(地図)上空で大気圏に突入しました。
 
爆発前に分離したブースターは正常に飛行し、箸(chopsticks)あるいはメカジラと呼ばれる装置(塔)で無事に回収されました。

 

 

御嶽山の噴火警戒レベル引き上げ

 
12月26日付「御嶽山で火山性地震の頻度上昇」の続報です。

御嶽山(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」へ引き上げられました。
 
「御嶽山では、2024年12月中旬以降、山頂付近を震源とする微小な火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移していましたが、本日(16日)06時頃からさらに増加しています」、「火山性微動は観測されていません」、「火山活動によるとみられる地殻変動は認められません」:
 
以下の資料の一番下にある「日別地震回数(長期)」のグラフが、地震の急増ぶりを明瞭に示しています:
 
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2025年1月16日木曜日

日本に地震が起きることぐらい赤ん坊でも予言できる

 
ガーナの話題です。記事中の地震は、1月13日に日向灘を震源として発生した最大震度 5弱の地震を指しているようです:

記事の概略です ——

ガーナの「神の人(man of God)」・預言者エリック・ボアヘン(Eric Boahen)は、最近おこなった予言の 1つが実現したことをソーシャル・メディアで自慢した。

レイン・ハウス・チャペル(Reign House Chapel)の総監督(General Overseer)であるボアヘンは、徹夜の礼拝中に、日本が地震に襲われて多くの人が亡くなるだろうと予言した。

日本に地震が発生した後、ボアヘンと彼のチームは、予言と地震のニュースを並べて、予言が実現したことを示す動画を投稿した。

[動画]
 
ソーシャル・メディアのユーザーたちはボアヘンの予言に感心するどころか、(災害という)悲劇を利用して利益を得ようとしたとしてこの説教師を非難した。

ほとんどの反応は、(日本では地震が頻繁に起きるので)日本の地震を予言するのは世界で最も簡単なことの 1つだというものだ。多くのネット・ユーザーは、赤ん坊でもそれができるのだから、この説教師の「予言」は信用できないと言っている。
 

南海トラフ巨大地震 30年以内発生確率「80%程度」に引き上げ

 
「今月 13日に発生した日向灘の地震は影響しておらず、過去の巨大地震から時間が経過しているため」だそうです:
    • 南海トラフで想定される M8〜9の巨大地震は「70〜80%」→「80%程度」
    • M8.0〜8.6程度の十勝沖地震は「10%程度」→「20%程度」
    • M7.8〜8.5程度の根室沖地震は「80%程度」
    • M7.9程度の青森県東方沖および岩手県沖北部は「10〜30%」→「20〜40%」
    • M7.4前後の宮城県沖地震は「70〜90%」→「80〜90%」

 

2025年1月15日水曜日

「今年最も警戒すべきエリア」

 
週刊現代』の記事です。今年最も警戒すべき地域として、(1)地震活動の静穏化が起きている新潟県長岡市付近、(2)地下水温や地下水位が上昇している静岡県焼津市、沼津市、(3)21年10月の M5.9 地震が発生して以降、地震活動が活発化している千葉市を含む千葉県北西部、(4)1000~2000年前から地震が起きていない立川断層帯の青梅市、立川市、府中市があげられています:
 

2025年1月14日火曜日

歴史探偵「巨大地震」

 
明日夜放送です(再放送は 21日):
 

東海・南海トラフ巨大地震への道程

 
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は平安時代に起きた貞観地震の再来といわれます。貞観地震前後の地震発生状況と最近の状況を比較してみました。9世紀後半に起きた地震のうち、京都群発地震を除くと、相応する大地震が今世紀にまだ発生していない地域は、奈良県と南関東、そして東海・南海トラフです。
 
9世紀後半 20世紀末〜21世紀
851年 京都群発地震
855年 地震(東大寺大仏頭部落下)
863年 越中・越後地震 M7.0
2004年 新潟県中越地震 M6.5
2007年 新潟県中越沖地震 M6.8
868年 播磨地震 M7.0以上
1995年 兵庫県南部地震 M7.3
868年 京都群発地震
868年 貞観地震(陸奥海溝地震) M8.3
2011年 東北地方太平洋沖地震 M9.0〜9.1
869年 肥後地震
2016年 熊本地震 M7.3
869年 大和地震 (2018年 大阪府北部地震 M6.1)
878年 南関東地震 M7.4

880年 出雲地震 M7.0以上
2000年 鳥取県西部地震 M7.3
880年 京都群発地震
887年 南海・東海連動地震 M8.0〜8.5

 
 9世紀後半には、富士山(864年)、阿蘇山(864年、867年)、鶴見岳(867年)、鳥海山(871年)、開聞岳(874年、885年)など、火山の大規模噴火も相次ぎました。そして伊豆新島が噴火(886年)した 1年2ヶ月後に南海・東海連動地震が発生しました。
 

小惑星 2025 AZ3 が地球と月に接近・通過

 
1月11日から12日にかけて、かなり大きな小惑星〝2025 AZ3〟が地球と月の近くを通過しました。
 
2025 AZ3 (2025年1月13日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)1月11日 22:26
 (月)1月12日 05:00
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.59 LD
(月)1.47 LD
推定直径
17 ~ 39 m
対地球相対速度
8.2 km/s ≅ 3万 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2035年1月19日ごろ
公転周期544 日 ≅ 1.49 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年1月12日日曜日

奇妙な生き物?

 
 
 

ネス湖の怪獣 新たな映像

 
英国 "Mirror" 紙の記事です。1月5日に撮影された映像が話題になっています:

以下は記事からの抜粋・テキトー訳です ——

スコットランドのネス湖岸のウェブカメラが捉えた粗い映像には、「全長20フィート(約 6m)の何か」が水中を移動する様子が映っているようで、一部ではそれがネス湖の怪獣ではないかと推測されている。
 
ネス湖の怪獣ファンは、湖で謎の物体が発見されたことに熱狂している。

この奇妙な物体の画像は、ネス湖の南東端に設置された 24時間稼働のウェブカメラで撮影された。ネス湖の人工拠点チェリー島の方に向かっているように見える。撮影されたのは先週日曜日である。
 
しかし、皆が画像に納得したわけではなく、一部の人たちはより現実的な説明をしている。地元の住民の一人はこう語った。「最近の嵐で湖に何百もの大きな流木が流れ着きました。今週、フォイヤーズ(Foyers)の岸に木が打ち上げられているのを見ました。水中の木の中にはかなり大きなものもありました。これが原因じゃないかな?」 

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