2024年11月6日水曜日

川にジンベエザメが迷い込む — 愛媛県宇和島市

 
11月5日昼前、愛媛県宇和島市津島町(地図)を流れる岩松川(地図)の河口から約 1km 上流で、体長 5.9m のジンベエザメが泳いでいるのが見つかりましたが、翌 6日午後、川底で死んでいるのが確認されました。頭部の模様などから、5年前に高知県の室戸沖で定置網にかかり、大阪市の水族館「海遊館」が飼育・展示していた個体で、10月上旬に高知県土佐清水市(地図)沖に放流されていた、と判明しました。

「黒潮に乗って、初夏から秋にかけて日本の近海に姿を現すというジンベエザメ」、「足摺沖で分岐した黒潮に乗って、宇和島にやってくる可能性も十分あるということです」:
 
愛媛県では、今年 5月にクジラが川を遡る事象が起きています:
 
 

小惑星 2024 VM1 が月と地球に接近

 
 11月7日、小惑星〝2024 VM1〟が月と地球の近くを通過します。
 
2024 VM1
(2024年11月5日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月7日 05:25
 (地球)11月7日 08:46
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± 1 分
接近距離 (月)1.70 LD
(地球)0.81 LD
推定直径
9 ~ 20 m
対地球相対速度
8.6 km/s ≅ 3万1000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近
公転周期1088 日 ≅ 2.98 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-308)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 11月5日16:00 付けで「続報 No.375」(PDF形式)を出しています。
 
前回の更新情報(No.374、11月1日02:00 付け)では次のように推定されていました ——
 
10月31日20時半ごろ、継続出現していた前兆変動が一気に静穏化。しかし、22時過ぎから再び変動が出現し、11月1日未明現在継続中。他の変動が示す 11月1日~11月2日の可能性も考慮すると、11月3日±2日に対応地震が発生する可能性を否定できない。

全ての変動が静穏化していない理由は 3つ考えられるが、現時点ではそのどれであるか判断できない。11月3日±2日で次ステージ極大が出現する可能性がある。11月5日までに地震発生がなければ、次ステージに移行と判断されたい。11月5日以降に続報予定。
 
 今回の更新情報(No.375)では以下のように判断されています ——
 
11月1.2日に特異変動の極大があったと認識(初現 10月20.0日)。ステージ 29 に移行。

この特異変動と火山性変動(初現 10月9.0日、極大 10月24.5日)の出現状況から、現在継続中の微弱な変動(CH26-PBF特異と CH32特異)が、ここ数日内に静穏化した場合は  11月13日±3日に、また 11月16日まで継続して静穏化した場合には 11月22日±3日に対応地震が発生する可能性が示唆される。
 

推定日11月13日±3日(11月8日±2日 に静穏化した場合)
11月22日±3日(11月16日±2日 に静穏化した場合)
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
推定震央領域

続報 No.375」所載の図5 参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線域=可能性が考えやすい推定領域
震源が火山近傍領域を含む可能性高い
弧線A~B以南は考えにくい
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.4±0.3 + M7.3±0.3 など
(余震を含まない大型地震の断層長が合計で約150km程度となるような複合地震活動の可能性)
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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2024年11月5日火曜日

東北地方太平洋沖地震の数時間前に内陸の地殻が 1cm ずれていた (続報)

 

もう少し詳しい記事を『京都新聞』が載せていますので紹介します:
 
「東日本大震災と同じ海溝型地震で、今年 8月に宮崎県で震度6弱を観測し南海トラフ巨大地震との関連が懸念された地震をはじめ、内陸型だった 16年の熊本地震の前震でも同様の事象を確認した」、(梅野健教授は)「今後は空(震源域上空の電離圏で電子密度の乱れ)と陸の観測データを併用して巨大地震の発生 1~2時間前の短期的予知のシステム構築を目指す」 
 
 
記事では、梅野教授の所属は京都大学情報学研究科と書かれていますが、今年 4月からは東京大学地震研究所客員教授も兼ねているようです。
 
 
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川が赤く染まる — 神奈川県横浜市、宮城県仙台市 (続報)

 

宮城県仙台市中心部を流れる広瀬川(地図)が赤く変色した件について、市内の雨水管の排出口付近で自然由来の鉄さびとみられるヘドロ状の堆積物が見つかりました。
 
「雨水管からは周辺にある亜炭の廃坑の地下水が排出されていることから、この地下水に含まれる鉄分が酸化して堆積した可能性もあるということです」、「『亜炭』は石炭の一種で、戦前から戦後にかけて家庭用の燃料として広く利用されていました。そのため、かつて広瀬川沿いには多くの亜炭の坑道があり、今もその名残が多く残っている」: 
 

白山で M4.2、地震増加

 
11月4日19時21分ごろ、白山(地図)山頂付近のやや深部を震源とする M4.2、最大震度 2 の地震が発生。その後、地震が増加しています。

「白山では、昨日(4日)19時21分頃に、山頂付近のやや深部を震源とするマグニチュード 4.2(速報値)の地震が発生し、最大震度 2(高山市荘川町)を観測しました。その後、地震は増加し 4日は 335回観測しました。本日(5日)は 08時までに 69回(いずれも速報値)と、昨日より発生回数は減少しています」:
 
気象庁の資料によると、白山には平安時代、戦国時代、江戸時代前期に噴火の記録があります。 最後の噴火は 1659年(万治 2年)です。
 
 
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2024年11月4日月曜日

南西諸島に長大なロープ・クラウド

 
11月2日午前、南西諸島に沿うようにロープ・クラウドが現れ、それにともなって非常に細く長い降水帯が発生しました。
 
「ロープクラウドは一般的に幅 10~30キロ程度、長さは 1000km程度の細くて長い積雲の雲列で、中には 2000~3000km に及ぶモノもあるといいます」: 
 
ロープ・クラウドは 1月末に東海道沖にも現れました:
 
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小惑星 2024 VO が地球と月に接近

 
11月5日、小惑星〝2024 VO〟が地球と月の近くを通過します。非常に低速です。
 
2024 VO (2024年11月3日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)11月5日 06:18
 (月)11月5日 15:57
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.75 LD
(月)1.44 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
3.1 km/s ≅ 1万1000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2025年4月10日
公転周期434 日 ≅ 1.19 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2024年11月3日日曜日

山上の湖が消滅 — 御嶽山

 
御嶽山の山頂直下に位置し、日本で最も高いところ(2905m)にある湖沼とされる「二ノ池」(地図)が干上がり、消滅しました。2014年の御嶽山の噴火後は、周辺に積もった火山灰が雨水や雪解け水と共に流入し続け、消滅は時間の問題だと考えられていた、とのことです。
 
「二ノ池は少なくとも千年ほど前からあったとみられる。『14年の噴火はそんな二ノ池を10年で埋め立ててしまうほどの出来事だった』」(御嶽山科学研究所):

2022年9月の写真あり:
 
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2024年11月2日土曜日

4つの小惑星が月と地球に接近・通過 (補足)

 
10月31日付「4つの小惑星が月と地球に接近・通過」の補足です。
 
4つの小惑星のうち、〝2024 UG9〟は、地球に 0.023 LD、月に 0.052 LD まで接近したのですが、その軌道は「一石二鳥」ならぬ「一小惑星二天体」を狙ったかのように見えます:
 
 
 
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