2022年2月5日土曜日

活火山でゴミ問題を解決する?

 
燃えさかる活火山の火口に増え続けるゴミを投入して焼却処分すればゴミ問題が解決するのではという考えがなぜ無理なのか、火山学者が解説しています。火山によっては溶岩の温度が焼却炉より低い、ゴミが燃焼するときに発生する有毒ガス(焼却炉では除去できる)と火山ガスの混合、溶けた溶岩が露出している火山は意外に少ない、ゴミの投入による爆発の危険性、火山が先住民の聖地となっている、などなど。
 
「燃え盛る火山のなかにすべてのゴミを投げ入れてしまえばいい──そう思ったことはないだろうか? しかし、問題はそれほど単純ではない」:

原子力発電所から出る使用済み核燃料や高レベル放射性廃棄物を海溝に沈めるというアイデアも見たことがあります。海洋プレートの沈み込みによって地球の奥深くまで運ばれるので安全だとのことでしたが、そう単純ではないようです。