2021年2月2日火曜日

小惑星 2020 SO は人工物体 (続報)

20年11月29日付「小惑星 2020 SO は人工物体」の続報です。

2月3日から4日にかけて〝2020 SO〟が地球と月に再び接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2020 SO7~15 (地球)2月03日 06:39
 (月)2月04日 10:40
0.59
0.35
(1LD=地球から月までの平均距離) 

接近時の地球との相対速度は非常に遅く秒速 1.8km(時速約 6400km)と予報されています。

2020 SO は、1966年に月面軟着陸を目指しながら月面に激突してしまった探査機サーベイヤー2号(Surveyor 2)の打ち上げに使われたセントール・ロケットの残骸であることが判明しています:
 
 
 2020 SO は昨年 11月に地球を周回する軌道に入ったためミニムーンと呼ばれてきましたが、地球や月に接近するのは今回が最後で、3月には地球周回軌道から離れ、太陽の周囲を公転する軌道に移るとされています。

 

半世紀以上にわたって宇宙をさまよった 2020 SO について、上掲記事の最後は次のように締めくくられています:

Godspeed, minimoon 2020 SO. We built you. We abandoned you. And now, you abandon us. (ミニムーン 2020 SO に幸いあれ。私たちはあなたを作りました。私たちはあなたを遺棄しました。そして今、あなたが私たちを置いて去って行くのです。)

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