2020年3月11日水曜日

「地震予知」とは呼べるものではなく、「予言」や「まやかし」の類


巽好幸氏(神戸大学海洋底探査センター教授)の記事です。村井俊治氏(東京大学名誉教授)がおこなっている「MEGA地震予測 」などを批判的に取り上げています。

「国土地理院が公開している『電子基準点』(複数の人工衛星からの電波を受信して、地殻変動を検出する地点)のデータを用いて異常な変動を前兆現象として地震予知を提供する『サービス』では、ノイズや必要な補正を行わないデータを用いて前兆としている。他にも長波長の電波による電離層の擾乱、地震活動の静穏期などを根拠に地震予知を行う『専門家』も存在するが、科学的根拠は極めて乏しく、実際予知は全くと言ってもいいほど的中していない。これらはとても『地震予知』とは呼べるものではなく、『予言』や『まやかし』の類と言ってもよいだろう」:

関連記事