2017年3月15日水曜日

男体山と乗鞍岳の噴火


栃木県にある男体山(地図)が活火山と認定されることになりました。これまで男体山の最後の噴火は約1万7000年前とされていましたが、約7000年前の噴火の痕跡が見つかり、「おおむね過去1万年以内に噴火した」という活火山の定義に該当する可能性が高いとのことです:

岐阜県と長野県の境界にある乗鞍岳(地図)の最後の噴火はこれまで約2000年前と考えられてきましたが、調査の結果、過去500年以内に噴火していたとみられることがわかりました。過去1万年に少なくとも11回の噴火があり、そのうち8~9回は水蒸気爆発とのことです。「500年前はショッキングな数字だが、観測データによると現在の乗鞍岳の活動は活発ではない」(気象庁火山課):

同じ取材源でありながら『中日新聞』は、乗鞍岳の最新の噴火が過去500年以内ということは伝えていません。観光業界への配慮でしょうか。「ほとんどが水蒸気噴火で、災害の危険性は低い」、「過剰な危機意識が登山や観光客の減少につながると懸念する声もある」、「『乗鞍が危ない』と誤解されることが無いように説明していく」:

関連記事