2017年3月11日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-145)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月9日17:00付で更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期CH17、CH20、CH21等が3月11日± に終息の場合 → 3月13日±1日
(3月12日夕刻時点で前兆継続の場合は再考)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山にある程度近い可能性あり
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の地震
(前兆評価誤認の場合でも最低M6.9±0.5)
震源が浅い陸域地震
ある程度火山に近い領域
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) ― 3月5日から特異が継続、3月8日11:20以降静穏化

  • CH17(八ヶ岳) ― 2月17日から糸状特異が継続、3月8日11:00以降約11時間にわたって静穏化、その後は断続的に出現

  • K10(高知観測点) ― 1月15日から特異が継続、3月8日01:30以降静穏化 (K10の出現状況については「続報143」を参照してください)

▼ 考察
  • 前回の更新情報(2月28日付)では、3月8日± に前兆終息の可能性、終息の場合は3月12日± の可能性が否定できない、と報告(「続報144」を参照してください)。

  • その後、E-mail や Fax で毎日配信している「地震前兆検知公開実験」の参加者向け情報では「3月13日± の可能性が高い」と修正、「3月5.5日にピークがあると認識されるため、3月11日±まで前兆が継続する可能性がある」と報告。

  • 3月8日未明に2ヵ月以上継続していたK10(高知観測点)の前兆が静穏化。同日昼前にはCH02(八ヶ岳)とCH17(八ヶ岳)の前兆が相次いで静穏化。

    • CH17の静穏化は約11時間継続、その後、断続的出現に変化。
    • K10とCH02は、3月9日夕刻現在も完全正常基線を維持 → 終息と認識。

  • 3月13日± に地震発生の場合、3月5.5日にピークとなった前兆(CH17、CH20、CH21等)の終息は3月11日± と計算される。終息した場合は3月13日± に地震発生、終息しない場合は再考する。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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