2024年4月19日金曜日

噴火続く — アイスランド (続報-2)

 
3月16日(現地時間)の噴火開始から 1ヶ月以上が経ちましたが、噴火は続いています。アイスランド気象局が 4月16日18:00付で発表したところによると ——
  • スンドゥヌクル(Sundhnúkur)火口列の噴火は続いている。スンドゥヌクルのすぐ東に位置する 1つの火口が噴火を続けている。

  • 溶岩はまだ火口の南側に流れているが、遠くには広がっていないため、溶岩は火口付近に溜まり続けている。

  • 噴火の開始以降、4月14日正午過ぎに小規模な群発地震がラガフェル(Lágafell)で始まるまで、噴火現場付近の地震活動は比較的穏やかであった。群発地震は 4時間以上続いた。

  • ファグラダルスフィヤル(Fagradalsfjall)の西側斜面では深さ 6~8km で地震活動が過去 4ヶ月間にわたって続いている。

  • 土地の隆起は続いており、4月初旬からその速度は安定している。

  • マグマ溜まりへのマグマの流入量は、3月16日の噴火開始前の約半分となっている。これは、深部から流入したマグマの約半分がマグマだまりに溜まり、残りの半分が地表に噴出しているためとみられる。