2020年6月24日水曜日

雲読みの翁 — インド


過去20年間にわたって雲の形や大きさ、動きを研究し、地震や大雨を予測してきた Shakeel Ahmad 氏(62歳)を紹介する記事です:

以下は、記事のテキトー訳です:
世界中の科学者が、地震を予知する方法はまだないと言う中、一人の男が異を唱えている。Varanasi 市の Chittanpura 地区(地図)の横丁に住む「雲読み(クラウド・リーダー)」こと Shakeel Ahmad である。

彼は過去20年間、雲の形、大きさ、動きを研究し、地震とその震度を予測するためにその知識を使用してきたと主張している。Ahmad は、彼の予測には科学的根拠があると言う。「地震が間近に迫っているとき、雲は特定のモザイク・パターンを形成します。これは神話ではありません。科学的に証明できるのです。」

62歳になる彼はダンボール箱を作って生計を立てており、雲を観察してそのパターンを研究する趣味を人生の非常に早い時期に編み出したと言う。

地震がネパールとインド北部を襲う3日前、国連国際防災戦略事務局(ISDR)と米国地質調査所(USGS)に予測を電子メールで送ったが、何の返事もなかったと Ahmad は言う。

「私は、2001年にグジャラート州で起きた地震、続いて 2005年にカシミール州で起きた地震、そして世界の他の地域で起きた地震を予知していた。ISDR事務局、USGS、インドのすべての重要な省庁、そして報道機関に私は定期的に電子メールで予測を送っていますが、誰も私の予測を真剣に受け止めてくれません。そればかりか、彼らは私の予測が的中した後にも、私の予測を再考することすらしないのです」と彼は言う。

「何年も雲を観察しているうちに、地震や大雨の前には雲が特異で特殊なパターンを形成していることに私は気づきました。私は大いに独学をして、自分の予測を実際に起きた地震の事例と照らし合わせてみたところ、正確な予測ができていることがわかったのです」と彼は説明する。

Shakeel Ahmad は、Varanasi 電離圏・大気センターおよび地震センターと彼が 呼ぶものを設立し、自宅からそれを運営している。彼は自分自身をその所長と呼んでいる。

「誰も私のことを真剣に受け止めてくれないということは本当に悲しいことです。私が様々な公的機関に送ったメールは誰でもチェックすることができ、またそれらが正確だったか否かも検証できます。当局が私の予測に注意を払ってくれていれば、多くの人命が救われていたかもしれないと思うと残念です」と語った。

彼は、6月5日から6日にかけての月食以降の雲の動きを調べた結果、デリーでは数日後にまた地震が起こる可能性があると語った。

「デリー首都圏では一連の小規模地震の発生を示す雲の形成があった」と彼は語り、もし雲が西の方角に留まるようであれば、地震の可能性は排除できないと付け加えた。

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