2016年1月16日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-80)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が1月15日17:30付で更新情報を出しています。観測装置CH21に再び完全糸状特異が出現:

今回の更新情報のまとめです:
  • 前回までの状況 ――

    • 第13ステージと認識。

    • CH21が1月10日15時~11日18時ごろまで完全な糸状特異状態になった。特異状態の中心は11日未明~朝。これを第13ステージの極大と認識。

    • 初現は、CH21の特異状態とCH32の振動型BF(Baseline Fluctuation、基線のうねり)が大きくなった1月7日。

    • 経験則から1月16日に前兆が終息し静穏期に入り、発震(または次の極大)は1月18日±と推定。

  • 現状は ――

    • CH21が、1月14日午前10時ごろ~15日午後2時ごろまで、再び完全糸状特異状態となった。

    • この特異状態は副極大の可能性あり。

    • 更新情報送付の時点でCH32の前兆は微弱、CH21特異(完全糸状ではない)が継続。

  • 主極大と副極大が出現した場合の経験則[注]より、1月21日夕刻~夜間に前兆終息、発震は1月25日±と推定。

  • 1月11.2日を極大(主極大の中心)、1月25日を地震発生日と仮定すると、初現は1月3.5日と計算され、一度静穏化していたCH21に再び特異状態が出現し始めた時期と一致する。


推定時期 1月25日(誤差を考慮すると1月25日または26日)
1月21日までに前兆が終息することが条件。22日時点で前兆が継続している場合は再考。
推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の図参照。
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


[注] 震源が浅い地震の場合は主極大の後に副極大が出現する場合がある。この場合、[主極大~副極大]/[主極大~地震発生]の値が、主極大と副極大の継続期間によって異なる:
  • 主極大>副極大の場合: 1/4
  • 主極大≒副極大の場合: 1/3.7
  • 主極大<副極大の場合: 1/3
今回は主極大≒副極大と判断。


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