2015年6月30日火曜日

箱根山噴火か (続報-2)


6月29日に発生した現象は噴火なのか、噴火ではないのか。気象庁は噴火ではないとしています。担当者は「ホントのことを言ったらオリコウになれない」という心境でしょうか。

一方、6月10日発売の『文藝春秋』7月号に掲載された京都大学・鎌田浩毅教授(火山学)執筆の記事では、すでに「今春のような群発地震を伴う水蒸気噴火 ・・・」、「現在の水蒸気噴火 ・・・」と書かれています。実にさりげなく当然のこととして:

さらに、鎌田教授は次のように述べています:
箱根山でもっとも心配されるのは、六万六千年前に起きた「巨大噴火」である。大規模な火砕流が六十キロメートル離れた横浜市まで到達した。高温で高速の火砕流が、神奈川県のほぼ全域を焼き尽くしたのだ。

(中略)

もちろん現在、こうした破局噴火が起きる兆候があるわけではないのだが、起きうる現象として、頭の片隅に留めておく必要はあるだろう。


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