2014年1月26日日曜日

南海トラフ巨大地震「春までに起きる可能性」


国土地理院が提供している衛星測位システム(GNSS)のデータをもとに地震の予測を行っている村井俊治氏(東大名誉教授)については、このブログでも取り上げて来ましたが、同氏が南海トラフ巨大地震について再び警告しています。

2011年の東北地方太平洋沖地震の2ヶ月前に東北地方から関東地方にかけて見られた異常変動と類似した変化が、昨年半ば以降、南海地震の被害想定地域のデータに現れているとのこと。「これは東日本大震災の半年前に起きた全国的な異常変動よりも大きな規模」、「春ごろまでに大地震が発生する可能性があり、注意が必要」、「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある」:

上の記事にも書かれているように、村井氏の予測手法については、地震学者から「地表の変動と、地震が発生する地下数キロの岩盤の動きとは関係ない」との批判があります。また、村井氏は昨年前半に「鹿児島県北西部で、早くて数ヶ月、遅くとも半年以内にはM6級の大規模な地震発生の懸念がある」と指摘していましたが、今のところ該当するような地震は発生していません。

以下は、村井氏についての過去記事です:

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