2009年6月29日月曜日

震度とマグニチュードの混同

日本の報道で震度とマグニチュードが混同して伝えられることはまずあり得ませんが、海外のニュースでは時たま見かけます。先週 18日(木)にアルメニアの首都エレバンの近くで有感地震がありましたが、そのことを伝える『ArmeniaNow.com』の当初の記事(18日付)は以下のようになっていました:
An earthquake measuring five on the Richter scale in central Armenia Thursday afternoon caused panic among the population.

木曜日の午後、アルメニア中央部でリヒター・スケールで 5 (=マグニチュード 5)の地震があり、人びとの間にパニックがおきた。

As reported by the Ministry of Emergency Situations, an earthquake with a magnitude of 3.6 struck at noon about 10 kilometers south of the village of Garni. The earthquake measured 5 on the Richter in the epicenter and 3-4 was registered in capital Yerevan.

緊急事態省によれば、正午にガルニ村の南約 10km でマグニチュード 3.6 の地震が発生した。その地震は、震央ではリヒター(スケール)で(マグニチュード)5 と計測され、また首都エレバンでは 3~4 が記録された。
このブログ記事を書いている時点では、上記記事は以下のように修正されています:
An earthquake measuring five on the 12-point scale in central Armenia Thursday afternoon caused panic among the population.

木曜日の午後、アルメニア中央部で 12段階のスケール(=改正メルカリ震度階)で(震度)5 の地震があり、人びとの間にパニックがおきた。

As reported by the Ministry of Emergency Situations, an earthquake with a magnitude of 3.6 struck at noon about 10 kilometers south of the village of Garni. The earthquake measured 5 in the epicenter and 3-4 was registered in capital Yerevan.

緊急事態省によれば、正午にガルニ村の南約 10km でマグニチュード 3.6 の地震が発生した。その地震は、震央では(震度)5 と計測され、また首都エレバンでは(震度)3~4 が記録された。
以下は、現在サイトに掲載されている修正後の記事です:
過去の関連記事
Image Credit: U.S. Central Intelligence Agency