2015年3月2日月曜日

プレートテクトニクス 2.0 ― プレートは固くない (その2)


2月24日付「プレートテクトニクス 2.0 ― プレートは固くない (その1)」からの続きです。

テキトー訳の続きです:
プレートの冷却は海洋が深くなることの原因であるが、プレートの水平方向の動きにも影響を与えており、冷却によってプレートには短縮や変形が起きているというのが Gordon の考えである。

プレートテクトニクスのジグソーパズルにおいて、ある部分が、中央海嶺からの海洋底拡大の速度にもとづく最新のプレート運動のモデルが示す場所にピタリと当てはまらないのはなぜか。その理由がプレートの変形によって説明できることを示すために、Gordon と Kreemer は自分たちの考えと専門的知識を持ち寄って協力した。

さらに、2人は、プレートが変形すると予測される場所とプレート内地震が発生する場所の間に正の相関があることも示した。

2人の研究は、全米科学財団からの資金援助を得ている。

この研究成果は、プレート規模の水平方向の熱収縮は顕著であり、それによる歪の一部は地震によって解放されていることを示唆している。2人の研究者は、俗に言うように、「教科書を書き換えている」のである。

「これはプレートテクトニクス 2.0 なんです。プレートは固いという概念に革命をもたらすものです」とネバダ大学の理学部で教鞭を執る Kreemer は語る。「私たちは、太平洋プレートが変形し柔軟であることを示しました。私たちはプレートテクトニクス理論を精緻化し、(プレート境界ではない)プレート内の地震活動に対する説明をもたらしたのです。」

(続く)