2010年11月25日木曜日

木星の南赤道縞に復活の兆し

5月 17日付「木星の南赤道縞が消失」の続報です。完全に消えて見えなくなっていた南赤道縞の位置に、復活の兆しではないかとみられる模様が出現し始めています。以下はアメリカの惑星協会(The Planetary Society)のブログ記事です:
  1. The Disturbance is Starting
  2. Jupiter's outbreak is spreading

上掲「1」の記事の最初の写真は、2009年 6月と 2010年 5月の比較です(北が上)。後者では南赤道縞(SEB)が見えなくなっています。2枚目(北が上)、3枚目(赤外線写真、南が上)、4枚目(南が上)の写真は今年 11月 9日から 10日にかけて撮影されたものですが、南赤道縞のあるべき位置に白斑が出現しています。

「2」の記事の最初の写真(南が上)には、コンマのような形をした奇妙な黒い模様が南赤道縞のあるべき位置に写っています。

これらのパターンは、南赤道縞のあるべき位置に何らかの大気の擾乱が発生していることを示しており、南赤道縞が復活する予兆の可能性があるとのことです。


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