2009年10月20日火曜日

バヌアツの火山が活発化

先月末の サモア、インドネシアに続いて、今月 8日にマグニチュード 7.8(気象庁発表、USGS は 7.6)の大地震があったバヌアツで、火山の活動が活発化しています:
報道には火山の名前が 2つ出てきます。“Gaua volcano” と “Mount Garet volcano” です。この 2つが同一の火山を指しているのか、別々の火山を指しているのか、今ひとつ明確ではありません。現在、スミソニアン研究所と USGS が提供している火山カタログにアクセスできない(サーバーのメンテナンス中?)ので、確認できずにいます。察するに、バヌアツ共和国の北部にある Gaua 島に大きな火口湖(カルデラ湖?)があり、その湖の中にそびえている火山が Garet 山ということのようです。

Gaua 島の地形は、以下のグーグル・マップで見ることができます:
この火山は 9月の下旬から活動活発化の兆候を見せていたとのことです。今月 8日の M7 級地震の前兆であったのかも知れません。現在、火山ガスや火山灰を吹き出しており、住民は降灰による被害をうったえています。警戒レベルは、5段階の下から 2番目に引き上げられたところです。

この火山は、1973年から 1974年にかけて噴火し、島の住民は数ヶ月間の避難生活を強いられたとのことです。